第二十五章:心に合わない器《からだ》、器に沿わない心――美生子十九歳の視点
34/34
読書設定
目次
前へ
/
319ページ
次へ
***** アフターピルか。 締め切ったカーテンが白々とした朝の光を幽かに透かす自分の部屋でパソコンの画面を眺める顔が失敗したピエロの笑いを浮かべるのを感じた。 「心は男」と主張したところで、いざ本物の男から襲われれば「婦人科」から緊急避妊薬を買わざるを得ない。 それが自分の現実なのだ。 とにかく七十二時間以内に飲まなければならないので画面上で購入の手続きを急ぐ。
/
319ページ
最初のコメントを投稿しよう!
15人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
181(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!