ひとつ屋根の下、殺し愛

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 ぐっ、とペニスを握られ、リクヒトは思考を霧散させる。セツナの言動もどこか浮ついていて、やっぱり悪い夢を見ているような気がするのだが、それでも身体は快楽に従っている。セツナにされるがままの身体は、素直に白濁を吐き出し、肌を汚す。溶けかけの雪のような精液を身体に浴びて、セツナが満足そうに指で掬う。 「気持ちいいでしょう? 溜まっていた膿をぜんぶ出して、山の神の前で果ててしまうがいいわ」 「ぁぅっ」  苦しそうに呻くリクヒトの乳首に噛みついて、セツナは自分の性器をリクヒトの顔の前へ見せつける。グロテスクな赤黒い薔薇の花弁のような襞が、てらてらと濡れている。感じているのだとリクヒトに訴える。 「あたいの甘露を味わえるなんてあなた幸運ね。たくさん舐めなさい。舐めて舐めまわしてあたいを気持ちよくさせなさい」 「セツ……ナ……ッ」 「アァ! いいわ、その調子よ!」
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