【小説】盆の敷延(ふえん)

夏が終わる。初盆の灯を消すときに。

越庭 風姿 【物語が地球を救う】

13分 (7,351文字)
夏はさまざまなことが起こります

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あらすじ

お盆灯の裏側で、すまし顔をした故人の写真。現世での思い出をなぞるため、8月になると現世に帰る魂が、今年も閻魔庁で長蛇の列をつくっていた。ずらりと並んだ窓口の奥にはブースがあって、何やら相談する者もいる

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