いっしょの時間

1/1
前へ
/14ページ
次へ

いっしょの時間

私は、何故かこの不思議な男の子が怖くなかった。 むしろ少しホッとした。 見た目にも何となく小さいときの弟に似てるし、初めて会った気がしなかった。 坊やはゆっくりと振り返りこっちを見た。 口のはしをあげクスクスと笑った。 「良かったらまた来てね。」 「ありがとう。」 私は坊やの頭に手を置き撫でた。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加