お腹の子

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お腹の子

お腹の子も、トントンと叩いて笑ってるみたいだった。 ーもしかして…。 さっきの坊やはお腹の子だったりして…。 私はお腹に手を置いてみた。 私の呼吸も、身体の一部となって伝わっていく。 私の感性も、一部となって坊やに伝わっていくだろう。 はと子ママはつぶやいた。 「坊や、もうすぐしたら会えるね。」 窓の外を見た。
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