魔法使い志望ギャルのイマドキリモート授業

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 通信教育で魔法の勉強ができるとかマジ便利。今日はリモートで魔法薬学の実技だ。担当はイケメンのカミル先生。これはいいとこ見せてアピールするしかないっしょ。  先生の指示どおりに、注意深く材料を計って、混ぜて、煮て、できあがり。 「先生、今から送るね!」 できた薬を、中身が転送される魔法の鍋にゆっくり注いでいく。  いい感じ! と思った瞬間、あたしの中指がビンにぶつかった。ネイルチップが吹っ飛んで、転移鍋の中に。ヤバ、と思った次の瞬間、画面の向こうから爆発音が聞こえた。見れば、ウミウシと粘液にまみれたカミル先生がいた。こわばった笑顔で、先生は口を開いた。 「魔法薬を調合するときは、華美な装飾は控えましょうね」
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