駿佑

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こうして、俺は夏の終わりに、憧れの美和子と恋人同士になることができた。 「ひと夏の恋なんて、すぐに終わってしまう」 そんな風に言う人もいるらしいが、俺はこの先もずっと、彼女と仲良くしていく。 そう決意していた。 * * * 秋の風が心地よい。 彼女との交際も順調だ。 * * * 冬が始まる頃、俺たちは同棲を始めた。 狭い部屋ではあったが、俺たちは幸せだった。
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