ラグルド魔帝国 魔城

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ラグルド魔帝国 魔城

「ここまでお越しいただきありがとうございます」  そう綺麗なカーテシーをしながらナイフのような目で睨んでくる皇女よりも私は、後ろで何で助けなかったんだという目を、向けてくるレイの方が怖い 「では、私のお父様...魔帝にあってくれませんか?」 「分かりました」 「よかったです。では、今からお父様の所へ案内するので着いてきてください」  ついて行っているが...いやー皇女って過激だな  どっかの悪役令嬢の100倍過激だよ  まさかこの大きな扉に来るまでの約5分間の間に1000本近くの毒針が飛んできたよ 「この事魔帝に話すか...」  私がそうボソッと呟くとその顔を見たレイも呟いた 「ミリ...何か悪巧みしてるな怖っ」と 「お父様。私の恩人を連れてきました」 「入れ」  すごく魔力の籠った重たい声だな、  威圧とでも言うのか?  今まであった中で1番王っぽい...いや元から王か 「失礼します」  この国では、王が許可するまで顔を上げてはいけない。  喋ってはいけないというルールがある 「表を上げよ。私の名は、ルシファー・マ・ラグルドだ君達の名前は?」 「私の名前は、ミリ・セレーンです」  魔帝は、私の名前を聞いた瞬間驚いた表情をした気がした 「俺の名前は、レイユルト・セレーンです」  そういえば結婚してる設定だった 「ふむ。そうか私は、君達2人だけで話がしたいから…他のものは下がれ」 「かしこまりました」  よかった私も話したかったんだ  にしても皇女は、出ないのか? 「シルフィア、お前も出ろ」 「え...「出ろ」かしこまりました」 「さて、今から無礼講だ。少し話をしたいのだかいいだろうか?」 「勿論です。私も話したいことがありますし」
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