少しの別れ

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少しの別れ

「よっミリ、少し酒でも飲まないか?」  ...ハイドお前王なのになんでこんな場所にいるんだ?  まあ今日くらいいいかな 「うん、ありがたく貰うよ」  数本飲んだところで話が始まった 「 単刀直入に聞くがアルスとアリアが成人した。ならもうこの国は出るのか?」 「本当に単刀直入だね。でも...うん明日には、出ようと思ってるよ。」  私は、この世界の全てが見たい  この8年間でもっと詳しくこの世界を知った  なら次は、別の国に行くつもりだ  それにもう会えない訳でもない 「そうか...少し寂しくなるな」 「安心してよ。アルスとアリアの結婚式には、必ず行くからw」 「それもそうだな」  と言ってハイドは、ワイングラスに入ったワイン「フラン・シア・ライオード」をグイッと飲み干した 「そろそろお開きにするか」 「そうだね」  その日の星は、旅を祝福するかのような雲ひとつない満天の星空だった  次の日......私は城のみんなから盛大に見送られていた  なんでも私が部屋に戻った後計画したらしい 「ミリ様この8年間ありがとうございました」 「この国の英雄」 「ありがとうございました」 「またいつでも訪れてください!!」 「歓迎します!」  あははっ  私はこの国の宰相になってすぐに悪い貴族を潰し、今までとは違う貴族のあり方...血族で身分を決めるのではなく、実力で身分を決めるように変えた  だから... 「ミリ様は、我が国民の英雄です」 「天使~」  と言われている  天使は、分からないが 「「お姉ちゃん」」 「アルス、アリア......すぐには、会えないけどいつでも会話はできるから」 「そうだけど」 「はい、プレゼント」 「え?」  私は、パーティーの日プレゼントを渡さなかった 「後で開けてね。またねアルス、アリア愛してる」 「「俺も(私も)愛してる」」 「「「「ありがとうございました」」」」 「華蝶の舞(かちょうのまい)」  その瞬間花びらと蝶が大量に飛び国中の人々を癒した   ✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.✿  昨日ハイドは、城をまわっていい周り  国民にも影を使い情報を回したらしいよw  おかげで寝不足でその日は、倒れたとか...
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