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ヒューラン王国に入国
「あっ着きました。ここがヒューラン王国です。」
「ありがとうございました。」
「こちらこそ本当にありがとうございました」
「それではさようなら」
「いい思い出を」
おぉー本当に人間しかいない
前世の影響か懐かしい
あっでも所々他の種族もいるにはいるんだ
皆人間に擬態してるけど
「入国審査をする。自分を証明するものを出せ」
騎士の人が高圧的で見下すように話しかけてきた
やばいなこの国
「はい。これでいいですか?」
ギルドカードは、どの国にもあり世界共通で身分証として使える
「貴様獣人かしかも珍しい狐...でもSランク冒険者か」
と言ってきた騎士は、見定めるような下心のある不躾な目で見てきた
「許可する。入っていいぞ」
やっと入れた。まずはギルドに行こうかな
「こんにちは」
と入った瞬間全員に吃驚したような顔で見られた
え?
「お嬢ちゃんどうしたの?ここはお嬢ちゃんの来る場所じゃないよ。危ないから早くでな?ね?」
とミレダと書かれた名札を付けた女性が焦ったように言った
焦ってる?
「だ...」
「ミレダちゃん酷いな~」
「そうだそうだ~」
「こんな美人そうそういないぜ」
「なあなあ嬢ちゃんこんな所じゃなくてお兄さんともっといい事しない?」
と気持ち悪い下心ありまくりの顔でおじさん達が言った
いやお兄さん達って見た目30後半から40代半ばにしか見えないし
「結構です。私はギルドに用があるので」
「そう言わずに」
と言って手首を掴んで来た
なんだ私はギルドに行くと絡まれると言う特性でもあるのか?
やばい弱い者いじめは趣味じゃないんだけど
「おい?何をやっている?」
「げっSランク冒険者パーティー...ラピルルスか」
「逃げるぞ」
「ああ」
5人くらいの男性に話しかけられたら脱兎のごとく逃げ出した
見た感じ男性5人は、10代後半から20代前半さっきのおじさん達...カッコ悪すぎる
「大丈夫か?」
「ありがとうございます」
「いいってことよ」
「それにしてもお嬢ちゃんこの国は、危ないから早く出ていった方がいいよ」
「そうそうお嬢ちゃん見た目がいいからきっと誘拐されちまう」
そう言うと周りの人も言い出し終止がつかなくなった
ワーワーギャーギャー
えっと..どうすれば?
「なんの騒ぎだ」
「あっギルドマスター」
「...このレディは、どうした?」
ギルドマスターと呼ばれた男性は、
細身の赤髪イケメン...
赤髪と言うことは王族...
何か事情があるんだな
「それがギルドに用があるみたいで」
「着いてこい。レディもラピルルスメンバーも」
「「「「「「分かりました」」」」」」
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