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取り引きしませんか?
クレイルさんの過去を聞き思った
私も宰相をしていたし頭の回転もそいつより早い自信がある
「私なら助けられる」
と、
だから言った
「ねぇクレイルさん私と取り引きしませんか?」
「取り引き?」
「はい!あっでもその前にこの部屋にいる冒険者さんって信頼できます?」
信頼できない人は、危ないし最悪......
「あぁ、できる。一応ギルドの鍵を閉めておくか?」
「お願いします」
よし!これで話が出来る
「 最初に聞きますが獣人国のことはどれくらい知っていますか?」
「英雄が現れたってことしか知らないな」
「まぁ英雄の顔は、誰も知らないけどな」
それは結構有名なんだ
それにちゃんと顔を隠してくれてたんだ
「まず...私の紹介しますね。その英雄は、私です。そして私は、獣人国で8年間宰相をしていました。」
「......えっぇぇえええ」
「なんでそんな方が尚更この国に?」
全員が一斉に叫んだ
まぁそういう反応になるか
クレイルさんなんて目が落ちそうなほど凝視してくるし
「さっきクレイルさん達に行ったように、世界を旅したかったのと、ここに捕まっている獣人を助けに来たんです。」
「......すごいな尊敬するよ!」
「...俺もその行動力が凄い」
「それでクレイルさん。話を戻しますけど...どうです?私の頭脳と武力は、結構な戦力になると自負してるんですが?取り引きします?」
どうする?クレイルさん
助ける気があるのかないのか...
ここでの決断は、将来に繋がるし
将来王になるならここの決断は、取り引きして協力してもらうが正解だ
王は、民の為に...多くの命の為なら1人の命くらいは、捨てる覚悟がなきゃダメなのだから
「協力して貰ってもいいか?ミリ。そして俺の事もクレイルと読んでくれ。」
「ていうことは、私と取り引きするってこと?」
「あぁ」
「ふふっわかった。そういえば私からひとつアドバイス。取り引き内容を言われてから取り引きしようね!」
「たしかに……ありがとう。そういえばミリは、何を望むんだ?」
「なんでもいいよ?終わった後にお金以外の何かで返してよ!」
「わかった。ありがとうなミリ」
「どういたしまして!それじゃあ取り引き成立だね。クレイルよろしく」
この国の宰相との戦いの幕開けだ
「さて作戦会議をしようか?」
この作戦で全てが決まる
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