取り引きしませんか?

1/1
前へ
/71ページ
次へ

取り引きしませんか?

 クレイルさんの過去を聞き思った  私も宰相をしていたし頭の回転もそいつより早い自信がある 「私なら助けられる」  と、  だから言った 「ねぇクレイルさん私と取り引きしませんか?」 「取り引き?」 「はい!あっでもその前にこの部屋にいる冒険者さんって信頼できます?」  信頼できない人は、危ないし最悪...... 「あぁ、できる。一応ギルドの鍵を閉めておくか?」 「お願いします」  よし!これで話が出来る 「 最初に聞きますが獣人国のことはどれくらい知っていますか?」 「英雄が現れたってことしか知らないな」 「まぁ英雄の顔は、誰も知らないけどな」  それは結構有名なんだ  それにちゃんと顔を隠してくれてたんだ 「まず...私の紹介しますね。その英雄は、私です。そして私は、獣人国で8年間宰相をしていました。」 「......えっぇぇえええ」 「なんでそんな方が尚更この国に?」  全員が一斉に叫んだ  まぁそういう反応になるか  クレイルさんなんて目が落ちそうなほど凝視してくるし 「さっきクレイルさん達に行ったように、世界を旅したかったのと、ここに捕まっている獣人を助けに来たんです。」 「......すごいな尊敬するよ!」 「...俺もその行動力が凄い」 「それでクレイルさん。話を戻しますけど...どうです?私の頭脳と武力は、結構な戦力になると自負してるんですが?取り引きします?」  どうする?クレイルさん  助ける気があるのかないのか...  ここでの決断は、将来に繋がるし  将来王になるならここの決断は、取り引きして協力してもらうが正解だ  王は、民の為に...多くの命の為なら1人の命くらいは、捨てる覚悟がなきゃダメなのだから 「協力して貰ってもいいか?ミリ。そして俺の事もクレイルと読んでくれ。」 「ていうことは、私と取り引きするってこと?」 「あぁ」 「ふふっわかった。そういえば私からひとつアドバイス。取り引き内容を言われてから取り引きしようね!」 「たしかに……ありがとう。そういえばミリは、何を望むんだ?」 「なんでもいいよ?終わった後にお金以外の何かで返してよ!」 「わかった。ありがとうなミリ」 「どういたしまして!それじゃあ取り引き成立だね。クレイルよろしく」  この国の宰相との戦いの幕開けだ 「さて作戦会議をしようか?」  この作戦で全てが決まる
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加