いつかまた会える 閑話付き

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いつかまた会える 閑話付き

 空はもう暗く夜になっていたみたいだ  私はクレイルと二人で城の一番上にいる 「ミリは、もうすぐこの国を出るのか?」 「...... うん!この国の気になるダンジョンを行ったり観光したらね」  クレイルは、「そうか...」と言って何かを考えこんでいた  五分くらい考えて驚きのものを渡してきた 「これを国を救ってくれたお礼にやる。多分ミリなら、使いこなせると思うから」  クレイルが私に渡したのは、「鉄扇」それだけなら良かったのだが......  違うこれはもう滅びた種族ドワーフという種族が作ったものだし、何より素材がやばい、オリハルコンという世界一硬い鉄に溶かした魔石で模様が書かれているというそれはやばい武器だ  だからこそ使い手を選ぶ 「クレイル...これは貰えない」 「いや貰ってくれ誰も使わないし何よりこれを渡したらまた会える気がするし...  ミリが言ったんだろ「取り引きの対価は、私の働き分でクレイルが決めて」って俺はそれと同じ価値があると思ったそれだけだ」  そういう事か...なら私も前に作ったネックレス渡そうかな 「じゃあ私は、これをあげる。 「魅力」「魔法」「物理」「毒」を無効化してやられた攻撃を倍で返す魔法がかかってるよ!それに何しても壊れないし...1度付けたら本人が死ぬまで外せないという呪い付き!結構便利だよ」 「ありがとう!星、綺麗だな」  確かに獣人国で見た最後の空のように星が綺麗だな 「ねぇクレイル!願い事しない?ここで」 「いいぞ!どうやるんだ?」 「この紙に願い事を書いて好きなように折って」 「わかった」  私は、鶴  クレイルは、ヒューラン王国の象徴のフェニックスを折った 「はい、終わった」 「じゃあせーので上に投げよう」 「了解」 「「せーの」」  次の瞬間命が吹き込み鶴とフェニックスは、飛んで行った 「いつか会えるよ!!ていうか会いに行く!この世界にいる限りは!」 「ふっ......だな」  私は、ふと見えた気がした。クレイルが王として民に慕われ導く姿が 「またね」 「またな」   ✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.✿  閑話 ミリが行ったあとsideクレイル  行ったか......  俺、初めて会った時からお前のこと好きだったんだぜ  もう叶わない恋だけどな  幸せになって欲しい 「俺の初恋の人」  この恋は、これからの人生邪魔になる  だから今日だけは、思わせてくれ 「ミリ、愛してた」  その声は、スゥーと綺麗な夜空に消えてった
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