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天空のダンジョン
天空のダンジョンは王都から離れた場所にある
ダンジョンの見た目は、暗い洞窟だが中に入るとガラッと変わる
上が見えない高い空間に何より地面がない
下は霧があるだけで歩けないから、移動方法は「浮遊」で飛ぶしかなく、他には鳥や龍の魔獣が飛んでいる
「うわっ」
そして危ない
少しでもバランスを崩せば下の見えない場所へ真っ逆さまだ
「炎弓」「炎弓」「炎弓」
このダンジョンは、風と炎しか使えず
他の魔法を使うと自滅する
ググググググッッガガアアァァァー
飛ぶこと30分何処からか
すごい風の音と鳴き声が聞こえた
「なんの音?」
見渡しても私一人しかいないし...
まっまさか幽霊?
「キャアァァー」
と叫んだ次の瞬間
ズオォォー
と巨大な黒い物体が下から出てきた
「まさか...「深淵の巨大な邪龍」?」
ピカッドォンッ
「ギャア”ア”ー」
いきなり禍々しい物体が飛んできて周りの魔物に当たった
当たった魔物は、叫びながら消え
透き通っているはずの魔石が黒く濁っていた
「邪龍か...厄介だな」
「浄化」
シュゥゥゥーッ
禍々しいオーラが少し消えたが、すぐに元に戻った
けど...少し黒が薄くなった?
「浄化を沢山かければ、元の白龍に戻る?」
白竜が人間の「負」の感情を集めたのが邪龍
これは一部の人しか知らない事実
そして白竜は優しく慈悲深い生き物だ
ガアァ...タ.....ス.........テ..タ....ス........ケ
「......絶対助ける」
「以心伝心」この魔法は、使ったものと使われたものの魂を一時的に繋げる魔法
失敗すると待っているのは、「死」だが
成功すれば助けることが出来る
超危険魔法だ
でも...これしかない
「絶対助けるから」
「以心伝心」
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