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後片付け
...契約しちゃったかぁ
レイと同じ繋がりがローズにもするし何より手首にあった鎖のようなタトゥーの横に白い薔薇のタトゥーがあるからね
「よろしくローズ」
もう諦めよう
それに3人で旅をするのも面白そうだ
ローズとレイは、2人とも子供を見るような目で見てくるからまるでお母さんとお父さんみたいで何となく心が暖かくなるから
「よろしくね」
「俺も改めてよろしく」
「よしっそれじゃあまずは、後片付けをします」
「え?」
綺麗に2人の声が重なった
「ん?このままじゃダメでしょう?」
2人は周りを見渡し青ざめた
それも納得できる
今この場所は、壁はヒビが入っていたり崩れていたりし、ガラスは割れて散らばっていて何より国王含めた城の重要人物が、全員倒れている
その他にもシルフィアとミルフィアの肉塊と骨が落ちていたりとなかなかな惨状だ
「はやく片付けよう」
「うん」
「あぁ」
1時間後
「やっと終わった」
こんなに時間がかかると思わなかったよ
まさかの思っていた以上に...
ローズが不器用だった
壁のヒビを直そうとしたらもっと広くなり、ガラスを直そうとしたら他の直したところまで壊れる...
早々お目にかかれないほどの不器用だった
レイは、それを見て「あ、忘れてた」みたいな表情をしていた
覚えててよ
「ごめんなさい」
「仕方ないよ誰にでも出来ないことはあるから」
「それよりローズすごいね。土魔法ってガラスを作ることが出来るんだ?」
「結構有名なんだ!ガラスは、色付きガラスが宝石みたいって一時期売れてその時に土魔法で作れるって知ったの!」
「そうなんだ」
「にしても...」
「レイは、いつも完璧だね」
「そうか?」
「レイね料理も掃除も上手なの私は、狩りしか得意じゃないから助かってる!」
これぞスパダリ(スーパーダーリン)の鏡
この世界にスパダリなんて言葉がないから言えないけど...
「もう少ししたら皆起きるでしょ」
「多分ねどこも怪我してなかったし、今の状態は、魔力酔いによる気絶だから」
「なぁそれよりこれどうする?」
...肉塊と骨うーん
「空間箱」
ボトッ
丁度いい箱があったけどなんか前世の吸血鬼が入ってた寝床みたい
まぁいいや
「丁度いい箱があったからこれに入れといて」
「わかった」
「グッうぅ」
「...ルシファー起きた?」
「ミリ!?あの怪物とシルフィアとミルフィアは?」
「怪物は倒したよ。あの二人は...肉塊と骨しか残ってなかったからこの箱に入れたよ。埋葬するなりなんなりして」
「ありがとうそれに部屋も直してくれたんだな」
「うん!」
「...度々悪いのだがまた明日でもいいか?今話の続きがしたいのは、山々なんだが皆倒れているからな」
「わかったまた明日来るね」
「あぁよろしく頼む」
「またね」
「またな」
「ねぇねぇローズ」
「何?」
「なんでルシファーに気ずかれなかったの?ずっと横にいたのにレイも」
「よく気づいたな」
「すごいね」
「私達は「同化」の魔法を使って気配を消してたのバレてると思わなかった」
「同化って魔法あるんだぁいつか覚えたいな」
「私でよければいつでも教えるよ」
「ありがとう」
「そういえば明日ローズには、お留守番してもらってもいい?」
「わかったわ理由も大体ね」
「ごめんね」
多分見る人によっては、ローズが黒狼だとバレる
そうなった時守れる保証がない
「ローズお土産なんか買ってきてやるから」
「本当に!?」
「あぁ好きそうなの買ってくるな」
「ありがとうレイ大好き」
イチャイチャしてるなぁ
流石…番だな
明日話す内容は、きっと古代語の事だろう
内容によっては話すだけで話した人を危険に晒す古代魔術それをあの二人が知っていた理由...
何かが裏にいるな
願わくばこれ以上死亡者が出ませんように
✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.✿
レイとローズは、1万年以上生きています
もちろん伝説のドワーフもエルフも会ったことがあります。
実年齢は、レイ1万5683歳
ローズ1万4851歳です
ミリは、516年生きている
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