レフィルの黙示録

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シルバーブレッタを差し出したクォンは、俺の夜霧と引き換えにシルバーブレッタを差し出したのだ。「宮浜空輝(みやはまくうき)の掩殺が交換条件だ。貴殿の剣技の程を見込んでの話。是非、このシルバーブレッタと交換して欲しい。」明らかな寸借だが、俺は拳銃に興味があった。「彼の宮浜空輝はヴァンパイアだったのか?不死身とは聞くがな…。」シルバーブレッタを受け取った俺はクォンの殺意に気付いた。「報復の条理だっ!死ねっ!レフィルっ!」クォンは渡されたばかりの夜霧で俺に斬り掛かった。「俺の剣技の程を見込んでの、じゃなかったのか?」俺はしかし、その様な幻想をクォンに抱いていた。俺はクォンが夜霧に手を掛けた瞬間にシルバーブレッタを放っていたのだった。「神よ…絶大なれ。」心の臓に一撃であった。クォンは即死だった。
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