俳句集二 風立ちぬ（俳句と川柳）

秋の宵 人はつどいて 道しめす

　　秋の宵　人はつどいて　道しめす

　母の母、祖母の命日。
　命日は他人事ではない。いずれ皆がその日を迎える。それまでに、何をしているかが、人生だと思う。

　祖母の家に集ったのは両親と私だけ。妹は来なかった。
　母の妹夫婦は、叔母は仕事で来なかった。夕刻、叔父が地域の会合を逃れるために、従兄妹を連れてやって来た。三人とも、夕飯を食べて帰っていった。何たる親戚だろうと思う。
　私は聞いていないが、まあ、祖母の遺産でいろいろあったらしいから、しかたないのだろうか・・・。