離婚の決意

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離婚の決意

 私が家族のために働き、夫は家庭を守る。役割が違うだけで義両親の家と変わりない。  それで義両親、というか義母に納得してもらった。  しかし専業主夫とはしたものの、ずっと実家住まいだった夫は掃除も料理も母親任せで全くできないところからのスタートだった。  私もバカで、私のために家事をやろうという姿勢を見せてくれるだけで、その出来の善し悪しにかかわらず彼に感謝し小遣いを与えた。せめて結果で褒美を与えていれば今の結末にはならなかったかもしれない。  子供が生まれるともう、夫はイクメンパパアピールしかしなくなり、他はほとんど私がやる羽目になった。  そんな外面ばかりの男が浮気しないわけがない。  私は、離婚のきっかけをずっと待っていたのだと思う。  そこに来てあの女がしゃしゃり出てきてくれたのだ。
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