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翔真はドキリとした。そうだ。例えこれで一緒に達したとする。それでも翔真がΩになるまでは性行はやめられない。
意識が飛ぼうがなんだろうが、αがΩの頸を噛むまで続けなければならない。
後ろから突かれるたびに、翔真の先端からは白蜜が垂れ流し状態になっている。
もう、何をされても敏感に反応してしまうだろう。
「翔真、イキっぱになってる」
シーツは翔真が飛ばした白蜜に塗れている。蒼斗は構わず背後から強く腰を打ちつけた。
「んあっ! はんっ! や、ん……」
「やだじゃないだろ? ここ、こんなになってるのに」
翔真の屹立を握ると、根本から扱き始める。
「はぁぁああっっ!! 同時はやめてっ、ぁぁあ。イく! イくぅぅぅ!!」
シーツに白濁が飛沫する。
全部出たのを確認すると、蒼斗は自分がベッドの上に座り、その脚に翔真を座らせる形で挿入した。
脚は左右に開かれ、背後から抱えられている。
これでは、脚を閉じたくてもできない。
それなのに、自分の体重でさらに奥まで蒼斗の男根が届いてしまった。
「深い、この体勢むり」
より深く這入るだけでなく、カナリ滑稽なポーズを取らされ、羞恥で顔から火を吹きそうだった。
蒼斗が胸の突起を弄る。指の腹で擦ると、爪先で弾いたり、抓ったり……。
翔真は特に胸の突起に軽く爪を立てられると反応がいい。蒼斗は確信してそれをする。
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