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大きな屋敷が見えた。
自分の家のごとく入った男を追いかける。
ユラユラ揺れる髪が尻尾に見えてくる。
「おっ稔麿じゃん。どうした?」
「・・・。」
お、シカトですか。
話しかけた男がちょーーっと傷ついた顔した。
哀れなり。
「後の女は誰だ?」
意外と真面目なのかコイツ。
「怪しいから連れてきた。」
「いやいやいやいや、待って、俺一応総督!、勝手に連れてこないで!、たとえ稔麿のこれだとしてm!!」
「煩いね、早く中に入らせなよ。牛でもそれくらいしてよ。」
「・・・はい。」
男が男の立てた小指をへし折りかけて、大人しくなる。
中に入ると座らされた。
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