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三人はアムステルダムに戻ってホテルのスタッフに漁村のこと、海獣のことを聞いたが、誰も知らなかった。
「梅本、・・・っていうことは、お前、すごいレアな情報を見つけてきたんだなぁ。」松村が感心したような顔で梅本のほうを向く。
「いやぁ、ごめん。ちょっとヒネりすぎたわ。あの漁村のこと、現地のオランダ語のブログで見つけたような気がする・・・。でも、内側って言うのが、海獣の内側とは思わなかったわ・・・」
時間が経ち、元気を取り戻した三人は、旅行中最後のディナーを楽しむために、夜のアムステルダムを歩く。そして、お目当ての店を見つけると扉を開け、その“内側”へと入っていった。
おわり
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