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成宮がそうしていた頃…粉々に弾け飛んだ筈の(成瀬誠)は血眼になって少女を捜索していた。
成瀬「心の声(くそっ何処や?何処に行ったんや?嬢ちゃんっ!?ボクのミスやっ!!?彼女をとめられんかったっ!!?)」
成瀬は心の中でそう呟くと眉間にシワを寄せてゆっくりと目を瞑る。
数秒後…彼の耳に声が響き渡り…カラスたちが煩く鳴き始める
成瀬「何やっ!!?誰かそこにおるんかっ!!!?」
??「フッフフっ(笑)!!?ねぇねぇ?メロ?必死そうだよ?彼?」
メロ「そうだね?だけど…ココは彼の世界…ボク等は深く立ち入れないっ!!!?」
成瀬「何を言うとるんや?キミらはっ!!!?此処は何処なんや?」
??「あっははは(笑)!!!?此処が何処かだって?それはキミ自身がよく知ってる事だろ?成瀬誠?」
少年がそう呟いた直後に…辺りは深い霧に覆われていき…聞き馴染んだ声が成瀬の耳に響くっ!!?
??「やぁ?成瀬っ!!?何をしてるんだい?そんなところで?」
成瀬「わぁっ!!?ビックしたっ!!?何や?如鬼の姉ちゃんかいな?」
如鬼「フッフフ(笑)!!?その様子では?此方側に来たことに気付いて無いみたいだね?」
如鬼「見てご覧?あれを?あれは…150年前…私とキミが交わった場所だ!!!?」
成瀬「懐かしいなぁ…?もうこの頃には…栄えとったんやな?早雲和尚は元気にやっとるやろかっ!?」
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