第5話「崩壊」

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一方その頃……穿燕頼行は先の見えない苦しみの中に居た。 どれだけ時間が経ったかもわからない…ただ彼はハリボテで造られた塔の中で…藻掻いていた。 穿燕頼行「はぁ…はぁ…はぁ辞めてくれっ!!!?私は貴様など知らないっ!!?」 ??「ウッフフフっ(笑)!!?酷い事言うなよ兵衛っ!!?私たちの仲じゃないか」 ??「ずっとキミは僕と一緒に…この終わることの無い監獄の中に居ただろう?」 ??「ほらっ見てご覧!!?あれが僕とキミを始めとした異界の者たちが生まれた場所だっ!!?」 ??「そして僕等は誓いあったろう?この塔の中で…ここから出れたらあいつを殺しに行くと…」 穿燕頼行「うるさいうるさいっうるさいっ!!?」 穿燕頼行「私はそんな奴の事も貴様の事も覚えてはいないっ!!?」 穿燕頼行「それにその話しが本当だとしたら…私はもう…とっくに?」 ??「殺している…そう言うんだね?確かにキミはもうその公約を果たしているだろう…?」
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