プロローグ 運命の始まり

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近くにある白のテーブル掛けに包まれたテーブルと椅子に二人が座り、翼は桃の膝に座って占いが始まったが先に説明をする。 「この占いはこれからの未来の転機先が見えて、それをお伝えすることができますが、見えない時もある為、その場合は金額はいりませんのでご了承下さい。」と説明し、桃と隼也から了承を得る。 Missシルバーは「では、三人の手を片方ずつ出して下さい…。」 それからMissシルバーは左手で近くにあった水晶玉を触り、右手で3人手を共に重ねてから全員目を瞑った。 独特の占い方法だが、これはMissシルバーのただの演出…。 Missシルバーの本当の力は、相手側の未来のビジョンが見えてしまうのだから…。 そのビジョンは相手側の人生の中で、何かしらの大きな転機が起きた未来を映し出し、それが歓喜なのか、はたまた絶望なのか、何を映し出されるかは分からない…。 ビジョンを見た後に何気なく未来を気持ち軽くするヒントを伝えるという。 そして必ず一人ずつに伝える。 その為に、もし複数人いたら別室にて控えてから伝えるという仕組み。 ルールとしては全部は伝えない…だって、未来はその人自身で貫く事が第一なのだから…。 そして何より、このビジョンが見れる事を出来る限り秘密にしたいのだから…。 でも……大切な人には伝えている。
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