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月夜さんは「にゃんこってば可愛い顔をしてほんと酷いよな」とブツブツ文句を言い、にゃんこはそんな月夜さんにシャーと鳴く。
しばらくの間月夜さんの「にゃんこ酷いよな」とにゃんこの『シャー』が繰り返されながら買い物に向かうわたし達だったのだ。
ハイビスカスやひまわりが咲き誇るのどかな道をわたしと月夜さんとにゃんこは歩き、村のスーパーに辿り着く。
スーパーの前に木製のベンチがあり、看板には『神様村のスーパー』と黒字でデカデカと書かれている。
「やっとついたね」
「三十分くらい歩いたね」
わたしと月夜さんは『神様村のスーパー』の看板を見上げ言い合った。
「さて、ワガママな幼女な神様パープル様と幼児なイエロー君のお買い物だね」
「うん、そうだね」
わたしと月夜さんとそれからにゃんこは店内に足を踏み入れた。(因みにこの世界は猫も入店OKなのだ)
店内はお菓子、野菜、果物、乳製品、お肉、お魚、惣菜、パン、飲料水に保存食品など様々な食品が陳列されていた。
陳列内容は地球のスーパーとさほど変わらない。けれど、カラフルヘアの店員がレジ打ちをしている。
わたしはカゴを持ち早速お菓子のコーナーに向かった。
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