船を降りると幼女な神様パープルが住む異世界でした

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 わたし達は前回も前々回も転生した時に行ったことのある神社に行くことにした。  その神社は鳥居はいくつもあるのだけど青くて綺麗な海の中にも一つ大きな鳥居がどーんとあり迫力があった。  幼女な神様パープルはこの神社の神様なのかなんだかわからない。  幼女な神様パープル本人が言うには、『わたしはこの世界全体を護る神様なのだ』とのことだ。  石碑には『我が神様村よ永遠に輝け輝くのじゃーパープル』と文字が刻まれている。  これって有難いお言葉なのかな。  そんな神社には地球にあるような狛犬も鎮座していた。わたしと月夜さんにそれからにゃんこは狛犬がいる方の鳥居をくぐり参道を歩き拝殿に向かう。  境内にあるベンチに腰を下ろしにゃんこのお菓子タイムだ。 「にゃんこ、お菓子のお時間だよ」 「にゃんこ、待ちに待ったお菓子のお時間だぞ~」  わたしと月夜さんがそう言うとにゃんこは目を輝かせにゃんにゃんと鳴いた。 「にゃんこやっぱり可愛らしいな」  月夜さんは今にもとろけてしまうんじゃないかなって顔をしてにゃんこを見ている。
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