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「あ、新入りの夢葉ちゃんだね。こんにちは初めまして」
髪の毛がイエローな幼児がぺこりと頭を下げ挨拶をしてきた。
「イエロー君、わたしのこと知っているでしょう? 三度目ましてだよね……」
わたしは顔を上げニコニコ笑っている目がくりんとした天使みたいに可愛らしい艶々イエローヘアの幼児の顔を見て言った。
「あれ? そうだったかな? あ、そうだ~三度目だったね。パープルなお姉ちゃんが新入りの夢葉ちゃんが来たなんて言うんだも~ん。忘れていたよ。ごめ~ん」
なんて言って可愛らしく舌を出す。
絶対この子はわかっていて言っている。あの幼女な神様の弟だもん。
「あっそ、忘れていたのね。ふ~ん」
「ごめんね。夢葉ちゃん」
イエローは顔の前に両手を合わせて謝る。そのしぐさがとっても可愛らしくて怒れない。
「ううん、イエロー君気にしないでね」
わたしはにっこりと笑って許した。
この世界は髪の毛の色がカラフルな幼女や幼児がたくさんいる。そして、わたしをこき使うのだった。
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