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だいたいダンジョン攻略は最後あたりで何か起こるのが常です
森の中はほとんど一本道になっていた。特にモンスターが出てくる気配もない。このまま何事もなく無事に森から出られるかもと、ローヒンは警戒を緩め、淡い期待を抱いた。
「特に何もなさそうやな。このまま森さーっと抜けられそうや」
「甘いでローヒンさん。こういう場合、最後の最後辺りに何かおるもんや」
「そんな怖いこと言わんといてえな……」
ローヒンは恐る恐ると木の棒を片手に、右に左に視線をやりながら歩く。
すると辺りに白い霧が立ち込める。と思ったらその中から真っ赤で巨大なドラゴンが現れた。
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