第17章 エピローグ~現実End~

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石田社長「…お二人さん、 仲良しするのはアフターファイブにしろ。」  … … … 55歳の石田社長が… 話す言葉はほとんど死語でございます。 なので… 坂本 紫穂「社長、 アフターファイブって何ですか? 今時古いです…。」 18歳で入社してきたばかりの新人社員の 坂本紫穂からいつもダメ出しをされる おじさま社長でございました。 石田社長「アフターファイブは、 仕事終わりという意味だ…。で、君は さっさと鞄渡したら帰ってね。」 せっかく鞄を持ってきた晃平でしたが… 新人社員からからかわれ…ご機嫌ナナメな石田社長から追い出されてしまいました…。   聖美「晃平、ありがと!」 聖美が晃平にお礼を言うと… スマホにメールが届きました…。 スマホの充電は満タンでどうやら 晃平がスマホの充電をしてくれていた ようでございます。 聖美が微笑みながらメールを確認すると、 〈聖美、やっぱり待てそうにない。 俺、聖美が好きだ。結婚を前提に付き合って貰えないか?〉 どうやら… 晃平のフライングですが… 聖美は石田社長から睨まれていますので、 〈ハート〉の絵文字だけをメールしました。 聖美『帰って来られて本当に幸せ。』 聖美は晴れて彼氏となった晃平の事を想いながらスマホを鞄にしまうと溜まっている仕事をサクサクと片付け始めました…。 聖美『終わったら晃平とデートだ。』 儚い闇~三国志伝記~End
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