第13章 蜀の国編~馬岱~

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第13章 蜀の国編~馬岱~

聖美「関興さんがあんまり 話しませんが…大丈夫でしょうか?」   関興「だって…あんまり知らないもん… 法正って誰?」 関羽「…開き直ってはならぬ、関興…」 どうやら関興は…興味のある者には質問攻めをしますが興味のない者に関しては…極めて無関心…? 陽菜「道先案内人なんですから真面目にしてくださいね…次の方は知ってるはずですよ…」 作者の陽菜から注意を受けた関興の前に いたのは… 馬岱「はーい!元気?俺なら御存知でしょ?」 関興「元気じゃない… 作者と父上にたっぷり叱られました…。」 馬岱「あらら…、では俺の物語スタート! かっこ良すぎて惚れちゃダメよ…。」 馬騰「馬岱、ふざけるな…」 馬岱「あれ? 俺はいつも真面目なんだけど…?」 陽菜「はい、 では、張り切って参りましょう!」 西暦211年 西涼地域 馬岱「叔父さん、俺も行くよ…」 馬岱の叔父である馬騰は、 馬超以外の息子を連れ献帝の命に従い 曹操を暗殺する事にしました…。 馬騰「ならぬ…。馬超は何かあれば気の短さが災いして命取りとなる恐れがある故、そなたが馬超を支えよ…」 馬岱「叔父さん…」 馬騰「それに采桜は如何する…?」 馬岱の妻である采桜(さいおう)は  異民族である羌族の出身であり 羌族の長である采寿永の娘である…。 馬騰「私の母も羌族だから…采桜は 我が同胞のようなものである…。 だからこそ大切にしてくれ…。 彼女にはそなたしか頼れるものがおらんし…馬超もそうだ…。」 馬岱は馬騰の何もかもお見通しな 言葉に涙が溢れそうになっていました…。 馬岱「…俺も付いて行こうかな?」 馬騰達を見送って少し経つと… 何故か…馬岱は商人の姿をしていました…。 その時… 采桜「馬岱様、何をなさっているのです?」 背後からいきなり声を掛けたのは… 噂の采桜でございました…。   馬岱「…采桜か…? 驚かさないでくれるかい?全く…」 馬岱は…妻の悪戯に対してブツブツ文句を言いながらも旅仕度をしておりました…。 采桜「どこに行かれるつもりなのです?」 馬岱「商人の振りをして 叔父さん達を追い掛ける…」 馬岱は勘が鋭いので…何やら嫌な予感がしており叔父達の安否が気掛かりなようでございました…。 ここでクエスチョン 〈Q、馬岱は馬騰に見つからぬよう商人になり2人を追い掛けるようでございます…。あまり無茶をして欲しくない貴女はどうする?〉 〈A、馬岱を引き留める、 馬岱に付いていく…〉 道先案内人・関興「俺は馬岱じゃないから 分からない…」 …   … …  陽菜「仕事は仕事!きちんとして!」  さて…あまりやる気のない道先案内人は、 この際横に置いておきまして… 関興「うん…そうして… トレーニングするから…。」 陽菜「…本当にマイペースだね…」 関興「ありがとう…」 陽菜「褒めてない…!」
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