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第18章 呉の国編~周瑜~
西暦199年、周瑜の昔なじみでもあり…
主従関係でもある孫策は…
孫策「独立する!」
突然独立を宣言しました。
その理由は…
袁術「俺は皇帝だ!」
全く意味が分からないのですが…
董卓が洛陽を焼き払い…急遽遷都した際、
置き去りにされていた伝国璽を拾った袁術。
それを利用し、
皇帝になったのは良いのですが…
孫策「聞いてあきれるぜ!
俺はもうアイツには従わんからな…」
西暦191年父親である孫堅が劉表のだまし討ちにより命を落としてから孫策は袁術の庇護下におりました。
しかし…
劉備のように漢の末裔ならば…
納得もしますが…。
幾ら…名門袁家の出身とは申せ
筋違いも甚だしいのでございます。
…
…
…
孫策は独立するため、
袁術から兵を3000程借り…
楊州へと向かいました…。
それに同行していたのが…
袁珉躪…袁紹の娘で、
袁術の姪に当たります…
珉躪「楊州まではあと少しですね?」
珉躪が黙ったまま馬に乗り、
楊州へと進む孫策に声を掛けると…
孫策「しかし…お前、袁家の娘が何をしに来た?まさか間者か?」
どうやら珉躪は…
疑われているようでございました。
珉躪「どうして…
私が間者にならなければならないのです?
それに袁家は遅かれ早かれ滅ぶでしょう…」
珉躪は…なんと先を読む力が…ないです。
ありませんが…もう袁家の先は知れていると見限ったのでございます。
実際…袁家の威光など昔の話で…
今の袁家は袁家の名前を利用して…
好き放題しているだけでございました。
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