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珉躪『それならどうして連れてきた!』
それは確かにその通りではありますが…
しかし…そんな事を言えば…
胎教に障りがあるかもしれませんので…
あくまで…
珉躪「私は大人ですから御心配なく…」
…
…
…
しかし…人間というものは…
怒り狂っている時に限って…
「大人の対応」と言いますが…
これは実に不思議でございました。
何故なら…珉躪の父親である袁紹がよく、
袁紹「私は大人であるからして…
大人の対応とやらをしてやろう!」などと
眉間に深い深い皺を刻み込みながら…
申しておりました…。
…
…
…
珉躪「私もどうやら…
父に似てきたのかしら?」
珉躪はどこか悲しげな顔をしながら…
窓の外を見ておりました。
周瑜物語、終わり。
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