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数秒後…8月とは思えない程の風がベルゼの頬を掠めていき…運営から1通の「手紙」が届く。そしてそれを広げて読む女がベルゼの隣に居て彼は気怠そうな顔をしながらその話しを聞いていた。
LiSA「なるほどっ!!?これが例のミッションというやつですね?」
LiSA「って!!?ベルゼさんっ!!?聞いてますっ?」
ベルゼ「あん?聞いてんよっ!!?つか、何でお前が来てんだよ?」
LiSA「オルフェさんに頼まれましたっ(笑)!!?馬鹿な弟を宜しくお願いしますってね?」
ベルゼ「かぁ~うぜぇっ何なんだよ兄貴の奴っ!?」
LiSA「にしても彼?怪しいですね?ずっと挙動がおかしい?」LiSAがそう言って見詰める先には1人の男が居て深刻そうな顔をしながらキョロキョロと周囲を見渡していた。
ベルゼ「たまたまだろ?きっと奴もゲームのプレイヤーの1人なのさ?でなきゃただのNPCか?何れにせよ事件には関係ねぇーよっ!!?」
LiSA「そうでしょうか?私はそうとは思えませんっ!!?」
LiSA「第1の被害者「メアリー・アン・ニコルズ」の殺害現場をこの時点で知り得てる人間はそれ程多くありませんっ!!?」
LiSA「それに…NPCだとして…何の為に運営は彼をそこに出現させたんですか?」
ベルゼ「さぁな?んなこと俺にもわかんねぇーよっ!!!?そういうことを突き止めるのも全部含めて…俺らの役目なんじゃねぇか!!?」ベルゼはそう言うとタバコを地面に捨てて靴底で火を消すと…男の方をジッと見詰める。
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