第1章のあらすじとその世界観

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第1章のあらすじとその世界観

1章 Fly Me To The Moon ☆あらすじ 私は「時の加護者」アカネ。 白亜事変から間もなく、異世界に遊びに行くと私は異変に気が付いた。 それは白亜によって破壊された王都フェルナンの女神像が元に戻っていたのだ。それは決して造り直されたものではない。 私は運命の祠のシャーレを訪ねるとそこで思いもよらない答えを知った。なんとハクアが異世界に関わった6年間が取り消されたというのだ。 それが原因で「法魔の加護者」の覚醒と共に生れ出た5人の魔人が魔界よりこの異世界に解き放たれてしまった。 さっそく魔人ローキというものが接触してきた。魔人ローキは協力的だが何かを隠しているようだった。 大変なことに闇炎のルカという魔人が現世を彷徨っているというのだ。 ルカは異世界に帰ることもできず、暴走を繰り返しては現世に災悪をまき散らしている。 シャーレの指揮のもと、私とシエラによる魔人ルカ捕獲作戦が始まった。 ☆登場人物と世界観 【3主】 3主とは「時」・「運命」・「秩序」の加護者のことである。それぞれ異なる能力と使命を持ち、不老不死である。3主はトパーズと呼ばれる守護者を持ち、武器や恩恵を与えられる。 〇「時の加護者」アカネ…本作の主人公、17歳の女子高生。異世界アーリーでは「時」を司る3主の一人である。未来を切り開く使命を持つ。不老不死。 〇「運命の加護者」シャーレ…運命を見ることができる3主の一人で、幼い獣人(オレブラン)の姿をしている。道しるべを与える使命を持つ。依り代に魂を転移する能力がある。 〇「秩序の加護者」結月…両目に「審判の瞳」を顕出できる奇跡の子。その力は「時」や「運命」すら変革してしまう最強の加護者。 〇「法魔の加護者」ツグミ…黒と白の魔法を使える。治癒の魔法を得意とし、魔法以外にも触れることによって「時を進める能力」を持っている。 【トパーズ】 トパーズとは3主の守護者のことである。3主から武器や恩恵を与えられ、3主の力を一部使うことができる。トパーズは3主に忠誠を誓い、3主を守護する。 〇シエラ…時のトパーズ。「闘神」という二つ名を持つ。「無限の守り」で主を守護する。 〇クローズ…運命のトパーズ。とてもクールで綺麗。褐色の肌を持つ。武器は運命の輪で亜空間を開くことができる。 〇バンク…元白亜の幹部。白亜事変にて改心しながら命を閉じる。しかしエネルギー生命体ティムが融合し生き返る。秩序のトパーズ。誇りを高き武の志を持っている。 〇ジェラ…「気功岩礁拳」の使い手。いつのまにかアンデッドとなっていた。どんな攻撃も効かない。その衝撃を魔素へ変換する。魔素の充電池みたいな存在で、「法魔の加護者」へ魔素を提供する。 【光鳥】 光鳥とは始まりの光鳥ハシルを祖とする存在である。「3主の力」よりもはるか昔から存在する。始まりの光鳥ハシルは森を守る精霊ドライアドへと変化した。 〇光鳥ハシル…始まりの光鳥。タイサントのサイフォージュの森の精霊ドライアドに変化した。 〇光鳥レイ…光鳥ハシルに代わってタイサントの中央で世界を見守る。ハクアによって消滅する。 〇光鳥クリル…フェルナン北の山脈に鎮座する。冷鳥フロアの呪いを調和する。 〇光鳥シド…シュの山に鎮座する。獄鳥パルコの呪いを調和する。泉の精霊シドへと変化できる。 【魔人】魔人とは「法魔の加護者」ツグミが覚醒した時に生れ出た5人の魔人。新たに作られた魔界の住人であり、彼らが発する魔素が供給されることで「法魔の加護者」は極大魔法を使うことが可能となる。5人の実年齢は6歳だが彼らの頭には何千年も生きている偽りの記憶がある。 〇ローキ…憤怒の魔人。一定時間、無敵の状態になることができる。巨大な蛇を使役する。姿は老人。常識人である。 〇ダリ…静謐の魔人。魔獣を創り、操ることが出来る。首回り以外に装飾をつける妖艶な美女。気分屋。 〇ジャク…天空の魔人。天候を操る。獄鳥や冷鳥を創り出し使役する。怒りっぽい。ただダリに対して憧れに近い恋心を持つ。 〇ドルヂェ…慈愛の魔人。誰よりも心優しい。他は謎。 〇ルカ…闇炎の魔人。闇炎はコンクリートや鉄でさえ灰にしてしまう。闇炎は人の魂さえも灰にする。闇炎は本来、攻撃のため使うものではないらしい。 【アメリカ】現世での「時の加護者」シエラと茜の融合体ワムに情報を提供する。テロ事件を解決しなければ、西側諸国は敵国に付け込まれてしまうため。 〇ラズウェル…テロ対策特殊部隊WAMの指揮を執る。アメリカ国家安全保障局と強いつながりがある。 【六大王国】世界は自然信仰の小国と王政をひく六大王国にわかれている。 ●フェルナン国…西の大陸、肥沃な大地が広がる。 ・ジイン…国王。正義感と勇気がある。だが真面目過ぎて融通が利かない。過去にシャーレやクローズと旅に同行し武器と恩恵をもらった。昔、カイト国のクリスティアナと恋仲だった。 ・ラヴィエ…王女。正義感があり明るく前向きな性格。アカネの親友になる。現世の杏美ちゃんと魂で繋がっている。 ・アコウ…アリアの魂を引き継ぐもの。「アリアの剣」を使うことができる。しかし意志を持つ「アリアの剣」が呼応しなければ真の力を発揮できない。 ・執事長カルケン…ラヴィエの身の回りを世話している。ラヴィエを孫の様に可愛く思っている。涙もろい。 ・ゾルネブル部隊…王族直属護衛部隊、裏の仕事をこなす ●ギプス国…西の大陸、技術力の高い職人の国 ・スタン…国王。正義感がある。海沿いの貿易国であるため外交が得意。ジインとは親友で助言者。 ・カレン…王女。年齢20歳。タカラジェンヌの様に凛々しい。かなりの露出狂。ラヴィエの親友。カレン調査団の長。 ・ロッシ…カレン調査団の副団長。カレン王女専属の護衛兵。白亜事変により死亡。最後までカレンへの愛を貫き通した漢。 ・ラオス船長…カレン調査団の雇われ船長。髭を生やしたヒュー・ジャックマンに似ていてアカネが惚れている。 ●カイト国…西の大陸、閉鎖的な国、果物が豊富 ・クリスティアナ…女王。「疑心の女王」の二つ名があるほど疑り深い。人間不信。 ・ラワン部隊…女王直属の特殊部隊。かなりの手練れ。情報収集、国境の警備など多岐にわたる。 ●太陽の国レオ…東の大陸、永久中立国 ・レイフュ…女王。クリスティアナの親友 ・ファシオ…第一王子。王家というものをきらい、ほうろうの旅に出ていた。甘ったれだったが白亜事変で王子としての責任を自覚した。 ●シェクタ国…東の大陸、周りに神秘的な地が広がる ・アルデン…国王。人に尊敬されようと慈善活動をする。 ・ブレス…第一王子。誠実で優しい青年。ラヴィエの身をいつも心配している。 ●ナンパヒ・パライ・カヒ…神出鬼没の島。星の生命力を循環させる心臓のような役割がある。 ・セイレーン…光鳥ハクアに次ぐ伝説の鳥獣族の長。実はセイレーンとは記憶そのものの名前である。その記憶を受け継ぐものがセイレーンと呼ばれる。 ・レフィス…空の守護者、翠のレフィスと呼ばれる。気位が高い。 ・プーフィス…海の守護者、海獣プーフィス。とてつもなく大きな白鯨。その正体は古代のセイレーンの役目を終えた者。 ・ルル…星の全てを知る者
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