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「ではシャッフルしましょう…あれぇ?」
私はよくトランプをシャッフルする時にやるヒンドゥーシャッフルでやろうとしましたが、カードが予想以上に滑ってしまい、周囲に散らばってしまいました。
「スリーブを使っているなら“リフルシャッフル”(よくマジシャンがカッコよくカードをシャッフルする方法)を使えますが、スリーブ無しでやると“マークド”を疑われてしまいます。
新品のカードは摩擦係数0に等しいぐらいよく滑ってしまうので、カードを幾つかの山にするように置いていく“ディールシャッフル”が良いでしょう」
ディールシャッフルはよく混ざる方法の一つとされている。ディールとヒンドゥーを組み合わせると良いらしいです。
占いなどのタロットカードで使われる“ウォッシャブルシャッフル”と言う方法もあります(麻雀だと“洗牌”と言う)が、上下の向きがバラバラになってしまうのでトレカには向かない方法だそうです。
「それでは時間となりましたので、シールド戦の選手は呼ばれた順番に席に着くようお願いします!」
「鳥野さん、ありがとうございました」
「いえいえ、お役に立てて何よりです。
勝ち負けよりもミラカを楽しんで下さいね」
「16番、リオさん!」「はい!」
「51番、ジョーカーさん!」「うい」
「Nr.25、Herr Ash!」「Ja!」
注>(ドイツ語で)「25番、アッシュ氏」「はい!」
「12番、クイーンさん!」「はい」
……
「1番、エースさん!」「はーい」
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