☆冒頭から詰みました。

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「また落ちこぼれだとレッテル張られるぞ?」 ギルバードの態度を見て、ブルクハルトはため息をついた。 「言いたい奴には言わせとけばいい」 ギルバードはフンッと顔をそむける。 「まぁ、その事と今の現状は関係ないがな」 話がそれた事に気づいたブルクハルトは軌道修正をする。 「………………」 くるりと方向をかえ、ギルバードはいきなりテクテクと歩き始めた。 「おい、何処に行く?」 歩き始めたギルバードの背中に声をかけ、ブルクハルトは呼び止めた。 「僕が取り返しに行く」 背中で語るギルバード。 どうやら何かが奪われたようだ。 「行く宛あんのか?」 ギルバードの前に回り込み、ブルクハルトは尋ねた。 「あるわけがない」 何故か威張りながらギルバードは答えた。 「待て。 状況を整理しよう」 ギルバードの肩に手をおき、落ち着かせるブルクハルト。 「……わかった」 ブルクハルトに言われ、ギルバードは落ち着いたのかドカッと座り込んだ。 同じくブルクハルトも座り込む。
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