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こちらはZ。
「はい、いまからHRを始めます。」
物腰柔らかな色男が入ってくる。が、一向に聴こうとしない。
色男、もとい桂小五郎は一番前の席の風紀委員、斎藤一にきく。
「風紀委員さん、これはなんの騒ぎで?」
「杉山松助が、入江九一と喧嘩したようです。」
「え?嘘でしょ。」
「本当です。」
あくまで業務連絡のように淡々と告げる斎藤に諦めたのか話を続けた。
「はい、今日は、通常授業です。」
「うん、知ってる。」
「吉田さん。口を挟まない。」
「はあ、転生ってやだね。すごく。」
「それには同感です。まさかの桂さんに教えられなきゃいけなくなるとは。」
「あーあ、事実捏造した人間に社会教えられかけるだけまし。」
「うう、胃が痛い・・・。」
いつもそんな役割の桂だ。
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