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悪いところばかり父親そっくりと言うのは如何なものか。
断じて認めてなるものかと翠が刀に炎を纏わせて足に電気を走らせ影の手を攻撃する。
「ちょ!?」
攻撃した腕は分裂し、無数の手へと戻ったかと思えば四方八方から翠を捕まえようとする。
翠は炎を纏った刀に神力を流して身体を回転させて炎の渦を作り出し、近づいた影達を消滅させた。
「ほら、やるよ!」
そのまま作り出した炎の渦を紅葉に向かって飛ばせば
空間に穴を開けてその炎はララの方に飛んで行った。
「人の贈り物を無下にするとか北って礼儀なってないんじゃねぇの?!」
どんなに礼儀正しい相手でもそんな危険なもの渡されたら避けたり跳ね除けたりするに決まっているだろう。
「言ってる場合かぁああ!!」
その犠牲者になりかけているララが怒号を上げながら模擬刀で翠の炎を吹っ飛ばした。
吹っ飛ばした炎の目標先は斬火と戦っている凱楽に。
「やっぱり根に持ってたんかい!!」
当たり前だ。
やり返さなければ気が済まない。
それが腐れ神初号機こと南の糞蕃神である。
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