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「残念。私の好みの男はミラだから~」 そもそもあの蕃神様は性別は不明だ。 「女の時のミラも好きよ」 百合も出来て良かったですね。 「····俺も好きなタイプは白雪ちゃんだから~」 「でもあの子、死んだ旦那オンリーワンじゃないの」 「Shit!!」 白雪に求婚する度に玉砕されて凱楽と二人で項垂れる事なんてしばしばだ。 「そんなに水神っていい男なの?」 あまりにも白雪が崇拝する勢いで想う相手に興味を持ったティティスが聞く。 「あ~?俺はどっちかって言うと火ノの奴の方がいい男だと思うけどなぁ···」 男らしい逞しい姿がいい男の定義と言うイードルにとっては火ノ神がララの次に良い男だと言うのが本音だ。 別に女顔という訳では無い水神だが、イードルにとっては良い所の美人という答えが出た。 「何だ。あんたも結局ミラの事良い男だと思ってたんじゃない」 「あぁ、良い男だよアイツは····調子にのるから絶対言わねぇけど」 素直にそんな事言われたら逆に照れる事をこの二人は知らない。 「お喋りはここまでですよ」 後ろから話しかけるのは千波。 そろそろ戦闘開始だと言う。 「活気付ける為に兵の皆さんには私が作った栄養水を飲ませたんですけど、どうしたのでしょうか?」 皆が具合悪そうにしていると千波が首を傾げた。 「「どう考えてもお前の所為だろ!!!」」 今から海戦だと言うのに何してくれているんだとイードルが千波に詰め寄りティティスが船員達の様子を見に行く。 「······せ····船長····は····腹が·····」 「····· Unbelievable」 海戦は劣勢になる可能性しか想像つかない状況になったなんて陸で戦っているララ達は知る由もなかった。
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