番外編 オモチャ大好き夏樹くん(2)★

1/4
前へ
/171ページ
次へ

番外編 オモチャ大好き夏樹くん(2)★

「あ、うそ、待っ……」  察したらしい夏樹が、カチャカチャと手錠を鳴らして抵抗する素振りを見せる。  しかしそれも虚しく、隆之の手によって容易く取り押さえられてしまう。隆之は夏樹の腕を頭上で拘束しながら、躊躇なくマッサージャーを屹立の先端に押し当てた。 「ひうっ!? あっ、ン、ああっ――だめ、つよいぃ……あ、ああっ!」  絶頂を迎えたばかりの体には強すぎる刺激なのだろう。夏樹が悲鳴じみた声を上げながら悶える。  当然、隆之は手を止めてなどやらなかった。マッサージャーを小刻みに動かし続け、弱いところばかりを狙って責め立てる。すると、夏樹は数秒のうちに音を上げた。 「あっ、あ! やら、でちゃ、でちゃうぅ……あっ、ああぁぁ!」  ぷしゃ、ぷしゃっと無色透明な体液が、潮を吹くように何度も尿道口から吐き出されていく。  隆之はマッサージャーを離すと、ぐったりとしているその姿を見下ろした。アイマスクを外してやれば、焦点の定まらない眼差しが向けられる。 「あ……たかゆきしゃ……」  夏樹の顔はすっかり蕩けきっていた。半開きになった口からは唾液がこぼれ落ち、頬も発熱しているかのように紅潮していて、普段の余裕など欠片も感じさせないほどだ。 (ああ、もう限界だ――)
/171ページ

最初のコメントを投稿しよう!

307人が本棚に入れています
本棚に追加