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劣情が抑えきれないところまで膨れ上がっていることに気づき、内心で舌打ちをする。このような痴態を前に、もはや居ても立っても居られなかった。
隆之は衝動のままにジーンズの前を寛げ、下着の中から張り詰めた自身を取り出す。そして、静かに夏樹の脚を自分の肩へと乗せた。
「え? あっ……」
後孔にローションを直接垂らすと、冷たかったのか夏樹が体を跳ねさせる。一瞬にしてぼんやりとしていた意識が覚醒したらしく、続けざまに声が上がった。
「ま、待ってよ、まだローターはいって……」
「悪いが待てない」
隆之は夏樹の制止を遮り、ローターが挿入されたままのそこに欲望を宛がった。そして、そのまま一気に奥まで突き入れる。
「ひぐっ、うぅ――!」
声にならない悲鳴を上げ、夏樹が大きく背をしならせた。
最奥までローターを押し込んでしまえば、あまりの快感に呼吸すらままならない様子で、隆之も強い締めつけに眉根を寄せる。
「そんなに締めつけるなよ。動いてやれないだろ」
「らって、こんなのむりっ……や、あっ、ちんぽでかくしないでえっ」
「不可抗力だ……っ」
熱くうねる内壁の感触もさることながら、ローターの振動が直に伝わってきて、気を抜くとすぐにでも果ててしまいそうだ。
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