番外編 オモチャ大好き夏樹くん(2)★

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 もうじっとしてなどいられない。隆之は歯を食いしばり、荒っぽく抽挿を開始した。 「あっ! や、らめ、らめえっ……あ、ああぁ!」  夏樹が髪を振り乱しながら悶えるも、見向きもせずに腰を振り続ける。  ローターごと穿つように突き上げれば、夏樹は喉を晒して淫らに喘ぎ、隆之もますます煽られていく。 「っ、ずっと痙攣してる……夏樹、またイッてるのか?」 「あっあ、ン――も、わかんないっ……ひ、あっ、おかしくなるう……っ!」  ひたすらに快楽に溺れている様子で、夏樹は先ほどから呂律が回っていない。  隆之は夏樹の脚を抱え直すと、唇を重ねながらさらに激しく腰を打ち付けた。そして、とうとう限界を迎える。 「んっ、ん、んんん――!」  最奥へ熱い飛沫を叩きつけたと同時に、夏樹がくぐもった声を上げて全身を震わせた。  射精が終わったところで隆之は深く息をつく。自身を引き抜けば、ぽっかりと開いた後孔から白濁が溢れ出てきた。 「………………」  思わず、目が釘付けになってしまう。  そこはヒクつくたび赤い内壁が見え隠れしており、ひどく卑猥だった。大量の精液を出してしまったらしく、中から次々にこぼれてくるものだから、隆之はただ言葉を失って見入るほかなかった。
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