番外編 はじめての××××鑑賞? ★

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番外編 はじめての××××鑑賞? ★

(今日は久しぶりにゆっくりできるな)  仕事を定時で切り上げた隆之は、そのようなことを思いながら電車に揺られていた。  電車を降りると、駅構内の商業施設で総菜を買うついでに、夏樹が喜ぶかと思ってカスタードプリンを土産に選ぶ。自宅までの道のりは自然と早足になった。 「ただいま」  返事はなかったが、既に夏樹も帰宅しているらしい。そっと彼のスニーカーを揃えてから、部屋へと上がった。  とりあえず、冷蔵庫に仕舞うべきものを先に仕舞う。それからネクタイを緩めつつ寝室に移動したのだが――ドアを開けたところで体が固まった。 「ん、あっ……」  目に飛び込んできたのは、夏樹がベッドの上で自慰に耽っている姿だった。  枕に顔を埋め、腰を高くした状態で下半身を露わにしており、奥まった箇所には何やらプラグのようなものが埋まっている。  こちらに気づくなり、夏樹は艶っぽい笑みを浮かべて振り向いた。 「オナニー鑑賞、する?」 「し、しないしないっ! 気づかずにすまなかった。あとはごゆっくり……っ」 「えー、やだ寂しい。行かないでよお」  寝室から出て行こうとするも、その言葉に足が止まる。続けて、夏樹のクスッという笑い声が聞こえてきた。
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