番外編 はじめての××××鑑賞? ★

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「おい、夏樹っ」 「隆之さんは寝てていーよ。こうやって全身リップして、フェラして、最後は騎乗位でイかせてあげるから――ね、俺専属のお客様?」  鎖骨や胸板に軽く口づけを落とされ、くすぐったさとともに劣情がますます膨らんでしまう。  一度スイッチが入ってしまえば最後。理性など簡単に吹き飛ぶに違いなかった。 「ひとまず待てよ。シャワーも浴びてないのに汗臭いだろ」 「んーん、隆之さんの匂い好きだよ? 今日もお仕事頑張ったんだなあ、って伝わってくるし。……つーか俺、隆之さんの洗ってないシャツをオカズにするくらいだし?」  夏樹の痴態にばかり気を取られていたが、枕元には隆之が先日着ていたYシャツがあった。わざわざ洗濯物かごから持ってきたのだろうか、そんなものを嗅ぎながら自らを慰める姿が頭をよぎってしまう。 (ったく……)  ここまできたら降参するほかない。  結局どうやったって、この愛しくも淫らな恋人のペースにのまれてしまうのだ。そして、それも嫌ではないと思ってしまうあたり自分も大概だと思う。 「……煽った責任、とってもらうからな」 「いーよ? 最高に気持ちよくしてあげる」  言葉を交わし、どちらからともなく唇が重なる。そうやって互いに互いを求め、貪りあって――二人は快楽の渦に溺れていったのだった。
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