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翌日、そのまた翌日と、僕は連日で麻里香の部屋のインターフォンを押したが、今度は返事がなかった。 またどこかへ行ってしまったのか? だがもしそうなら、彼女は外に出られるということであり、別に特別引きこもっているわけではないということになる。 まさか、また旅行に行ってしまった訳でもないだろうし、一体どこに出かけているのか? ただの買い物か何かだろうか? もしくは、僕の訪問が疎ましくて、ただ返事をしてこないだけなのかもしれない。 それならば、しつこく訪問しない方がよいのかなという気もした。 しばらくすれば自然と全てが元に戻っているというパターンが、自分としては一番理想的だったので、あまりせっついた無理をしたくなかったのも本音なのだ。 毎日こんなところにしつこく来て、インターフォンを執拗に鳴らし続けるなどというのはあまり自分の性に合わないし、だからここは少し間をおいてから訪問することにしようと決めた。 その間、彼女が一体どうしているのか不安に思うばかりだろうが、こうやってしつこく訪問したって不安は消えないのだから同じことだと思った。
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