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ワカバにそう言われ暫く眺めているとみゆは別のもう一人のボーイと親しげに話し始めた。良く見ると見覚えのある顔にサファリザは思わず声をだす。
サファリザ「タローさん…」
ワカバ「何?知り合い?」
サファリザ「え!!?うッうん。ちょっとね(笑)」
タロー「掃除終わった?」
みゆ「はい。」
タロー「じゃあ次はアイスの準備しといて。もう時期お客さんが来るから。」そう言うとタローはおもむろにインカムを使い外にいる店員と何やら会話をし始める。
タロー「はーい。了解。」タローがそう呟いた直後店の扉が開き…3人の男たちが入店する。
タロー「いらっしゃいませ」タローはそう言うと頭を深々と下げる。
タロー「こちらへどーぞ」そう言うとタローは男たちをキャッシャーの森元が待つスペースへ案内する。
数分後…男たちは席に座り‥隣にワカバとぷろ子…それに店の看板娘…(ふくれな)が座る。
サファリザはその様子を少し遠目で観察しながら…すぐ近くに立つボーイのタローと目が合う。タローも気付いた様子だが‥久々だからなのか?お互いに声をかけられない。
清水「ぷろ子さん。会いたかったです。」
ぷろ子「フフ(笑)私もよ」
ぷろ子163cm‥72.5kg。鍛え上げられた腹筋に90cmを越える豊満なバストを武器にサリエルでNo.3に上り詰めた女。多い時は70名を超える嬢が在籍していたが、その殆どがぷろ子の手腕により辞めさせられるか?ボーイにさせられるかの2択を迫られてきた。ぷろ子の顧客を奪う事はサリエルで長く務めるキャバ嬢の中ではNGでやってはいけない。3原則の一つだった
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