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私が落ち込んでいる間に、
サラッと連れ出された場所は大きな豪邸の前。
「なっ、南朋くん、ここって............?」
ビックリした表情で話しかけると南朋くんは。
「歌桜が、『花木花木』って煩いから花木の家」
そう花木さんこと、
花木彩乃(はなきあやの)さん。
いつも、南朋くんと一緒に、
舞台の中央に立つ、〝主人公〟を演じてる女の子。
「.........っ、花木さんの家、知ってたんだね、」
よく一緒に〝主人公〟をやってるから、
自然と仲良くなることも当たり前だと思ってたけど。
実際、目の当たりにするとモヤモヤしてしまう。
そんなモヤモヤを増やすように..................
「いま、花木出て来るって」
そう言った南朋くん。
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