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雑草
大きく伸びた、雑草を、機械で刈り、うず高く、山積みにする、仕事をしていた。
一箇所に集めてする。
相手の人に、やり過ぎだ、働き過ぎ、と叫ばれ、休め、と言われた。
自分では自覚できない。
仕事を早くし過ぎてると言うのは、自覚できない。
ただ、楽にしようとしているだけ
なるべく、楽にするには?
使う道具や、教えてもらった事通りにしていては、通り一辺倒、教科書通りでは、上手くならない、楽にならないさ。
それで、やり方を自分独自にする。
自分の体に合った道具の使い方をするわけだ。
だから、早くできる訳なんだ。
それに、相手の力量と、自分の力量を比べても、相手はそんなに疲れていない事だって、こっちが疲れているのに、なんて、差別はお構いなしに、仕事はしごと、しなければならないと言う環境で育ってきたので、中々融通が効かないのは、昔なら、当たり前だった。
多分、そう言う昔の常識は、本来、仕事とは?論を好きな人には、有効だが、相手に併せて、相手の満足に尽くしていたから、僕の事情は無視していた事になる。
社会人から見たら、これは落ち度かも知れないんだけど、優秀、エリートなんて、そんな言葉が流行ったのは、ずいぶん前の話で今の時代に、エリートは、嫌われる様に、冷徹冷酷無比、機械、僕はそう言うふうに見えた。そんな人は。
自分もそうだった時期もあり、だから、それで良かったなんて、時期もあったりしたわけだ。
でも、今の自分には、もう、そんな鎧は、身につけられないし、重く、似つかわしく無かった。
テレビでNHKだろう。
大麻草の伐採(合法)の、農作業している男性が居て、ボクより体格と体重、身体的に言っても、30ぐらいボクより大きい。
彼のやり方をコピーして、今日の作業をしていた訳なんだが、いきなり、暑さにも慣れ、麻の草を、腕力だけで、引っこ抜く、そんな事ボクには出来ない。
僕は鎌で草を刈るが、そこでは手で抜かないと、商品にはならないそうだ。
そんな話を記憶していた。
仕事を疲れて、休んで仮眠していると、車の助手席に座ってる僕が、横断歩道の手前で、ゾクゾクする不気味な学生服を着た、ホラー少女が、貞子みたいに、不審な動きをしていた。
目が覚めて、仕事の先輩に疲れたか?聞かれて、素直に疲れたと申して、午後のする筈だった土手の草刈りを、変更して、次の現場写真を撮りに行く事に配慮してくれた彼には、頭が下がる想いでした。
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