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レモネード越しにみる君は
涼やかな爽やかさと
掴み所のない甘酸っぱさと
もっと知りたいけれど
知りすぎたら消えてしまいそうで
焦らないでいてといいながら
君の方が慌てん坊で
どこに向かっていくか
わからないから
季節が変わっても
あたたかいレモネードの
ゆらめく湯気の隙間から
君を眺めていられたなら
そんなことも
気づいてもいない君は
檸檬のように
どこそこに
ふっといるんだ
檸檬に例えてみたなんて
君にばれたとしても
笑ってくれそうな甘さが
鮮やかさを信じられるのは
君の不思議なところ
重なる世界線のなかで
いつまでも
笑っていて
たまには
泣いても
喧嘩をしても
その度に強くなるなにかを
翔ぶ時には
大きく沈むように
そんな時間の先に
あがって下がっての世界で
心は手放さないようにするよ
夏の終わりに
不意に想っただけ
秋にはどんな風に
想おうか
往復する手紙を
心で届け会えたなら
すべては直感だ
そこから形にしていくなにかを
いつか一緒にみれたなら
そんなことも
知らなさそうで
知ってそうな君を
頬杖ついて眺めている日々が
続いていきますように
煌めこうと磨きながら
まばたきする度に
シャッターをきるよ
レモネードを
カランコロン氷をまわしてる
どっか鈍感そうな君へ
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