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 これは、小林一佐という稀代の天才の半生を描いた物語である。  その天才は京都のとある老舗和菓子屋……に勤めるいち職人であるヘビメタ好きでモヒカン頭の父、K-POPを愛する肥満気味の母、クールでドライで現実的な姉、タイハクオウムのハナミチとともに明るく元気に暮らしてきた。  子供の頃から絵の才を見出されていた天才は、地元の美術工芸高校へと進学し、そこでも並外れたセンスを発揮し周囲を驚かせた。  そしてついに、あの難関大学へと合格する。そう、日本一の美術大学と言われる【東都藝術大学】に。  物語は、天才が東都藝術大学の門をくぐるところから始まる。そして彼は出会うのだ。生涯の友と呼べる者たちに。  そう。これは芸術を極めんとする天才たちが織り成す、眩しい青春の物語。  なお現実世界に【東都藝術大学】なる大学は存在しない。  つまり、この物語はフィクション。東京にある国立の藝術大学がモデルではあるものの、作中の藝術大学とはまったく別物とお考えいただきたい。似たような風景やイベントは登場するが、あくまでも創作である。  それを十分留意した上で、この物語を読み進めてほしい。  さあ、刮目せよ!そしてその(まなこ)に焼き付けるのだ!稀代の天才・小林一佐の物語をッ!!!!
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