現実と向き合う その3

1/1

22人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ

現実と向き合う その3

夫が家を出て3週間。 睡眠不足と精神ダメージによる強制断食により どうしても落とせなかった中年太りの体重が減りました。 自分が理想としている体重まであと2キロという現実を目の当たりにすると 不思議な事にポジティブ感情が上昇してきました。 物理的に体重が減って無駄な脂肪がほんの少し無くなっただけで 体が不思議と動くんです。 体が動くと気分が晴れるんです。 ご飯も普通に食べれるようになってきたし、睡眠も少しずつだけど改善して ぐっすり一晩寝れる日が増えてきた。 パツパツだったスーツが もうダメかもしれないと思っていたパンツが また着こなせる体形に戻った。 気分が上がると肌の調子も良くなってきた。 相乗効果でさらに気分上昇。 そして何故かあれだけ溜め込んで出来なかった家事がものすごく捗る。 というよりも家事が嫌いだったはずなのに家事をする事が楽しくなってくる。 食事のメニューに不平不満をいう人もいない。 自分より先に帰宅しているのにも関わらず部屋が片付いていないとか掃除してないとか文句を言う人もいない。 あれだけ苦痛であった家事が楽しく思えることで解放感を感じる。 当たり前の事がこんなにも幸せなんだと気づく。 少し前までは職場ではずっと気を張り詰めていて 精神的に落ち込んでるように見えないように 頑張っていたのだけど、直属の上司に 「一人で全部を頑張り過ぎたらダメだよ」 とやさしく声をかけていただいて これまたうれしくて号泣。 そして弁護士さんともやり取りを重ねるごとに信頼関係を築く事が出来たことにより、仕事中に夫との事を考えることなく仕事に集中することが出来てきた。 弁護士さん、本当に依頼して良かった。 今、夫と対峙すれば、我を忘れて罵倒しまくっていたでしょう。 そして何の話も進まない、負の連鎖の中もがいていたと思います。 夫との離婚協議を安心してお任せできるので 自然に笑顔が出るようになってきた。 良い傾向。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加